女に性欲があったらダメですか?

幸せな人生の方程式

「女に性欲ってあるの?」

かれこれ20年以上前、大学の女性教授が言った言葉が今でも頭にこびりついている。おそらくその当時、その先生は40歳過ぎで今の私の年齢ぐらいだったと思う。先生のその言葉に、一緒にいた友人と顔を見合わせてしまった。むしろ聞きたい。先生、あなたに性欲はないのですかと。

お恥ずかしい話ですが、ここ数日、肉体的に性的な欲求に駆られることがありまして、それはまさにセックスをしたいという欲求なんだけれども、40を過ぎてもそういう衝動っていうのはなくなるわけじゃないんだね。あまりにその欲求がなくならいものだから、生理管理アプリを開いてみるとまさに排卵日。うーん、そのせいなのかしらと思いつつ、「女性 性欲」とググってみると、排卵日の前後は性欲が強くなるとか、生理前は性欲が強くなるとか、生理中は性欲が強くなるとか、それじゃあずっと性欲が強いってことじゃないかとわけが分からなくなってしまうような情報が錯綜している。

私は、今は全く彼氏がいない。今はというか、最後はいつだったけとよくよく考えてみると、最後にそういう相手がいたのは2020年。もう6年も前じゃないですか…

時々ふと思うことがある。私はこのままずっと、誰ともキスすることもなく、体を触れ合うこともなく、ましてやセックスをすることもないまま年老いていくのかと。

まあ、将来のことはひとまず置いておくとしても、今のこの性的な欲求とどう向き合えばいいのかと、「女性 性欲 どうしてる」とグーグル先生にお尋ねしてみる。すると、女性の性欲が強くなるメカニズムとか、皆はどうしてるとかいったことは出てくるんだけれども、パートナーに素直に伝えて性欲を解消しているとか、一人で解消しているとかそんな答えばかりがヒットして。私が求めているのはそんな答えじゃないのね。

私が知りたいのは、パートナーがいない女がオナニー以外で自分の性欲とどう向き合うべきかなのよ。ネットじゃためになる答えが出ないので、もしかしたらそういった書籍がないかとアマゾンを調べみようと、「女の性欲」と入力してみると、ヒットするのはたいがいがエロいマンガばかり。女の性欲はポルノにしかならないのかとガッカリしてしまった。

結局、自分が何を求めているのかでさえ見失いそうになってしまったけど、ガッカリしつつも消えない性的欲求を抱えながら、自分の性的な欲求について考える中で思ったことがある。それは、今の時代においてでさえ、女性がオープンに性欲を語ることがはばかられるということだ。そんなにセックスをしたいなら彼氏でも作ればいいじゃないか。彼氏が無理ならセフレでも作れ。欲求不満のおばさん。淫乱か。みっともない。いい年こいて気持ち悪い。そんな言葉を浴びせらるのが容易に想像できる。でもさ、体の欲求は欲求なんだから仕方ないじゃないですか。それなら、お腹が空いたって言うのも恥ずかしいことなんですか。

そもそも性的欲求と恋人がほしいっていうのは、私にはイコールにならなくて、だからって行きずりの男と肉体関係を持ちたいわけじゃないのね。なんて面倒くさいことを言ってると、そんなんだから彼氏もいなければ結婚もできないんだよと言われかねないけれども、恋人や配偶者がいるからって、自分の希望通りに性的欲求を解消できるわけじゃないでしょ。自分がしたくたって相手がしたくない時もあれば、その逆の時もある。そもそも、パートナーと呼ばれる人としか肉体関係を持たないのであれば、浮気や不倫だってないだろうし、風俗だって必要ないはず。そういう意味では、男性たちはたくさんの選択肢があることに感謝すべき。女性専用風俗なんていうものも最近はあるけれども、正々堂々と利用しているなんて言っている女性は聞いたことがない。

実は、自分の性欲について日記にしたためること自体、最初は躊躇した。この年になって友達に話すのだって、ましてや家族に話すのだって恥ずかしいから。でも、この日記には私の心の内を噓偽りなく書くことにしたから、意を決して自分の中のタブーに踏み込んでみることにした。思えば、私の家族は下ネタも普通に話すし、ドラマや映画で濡れ場が流れても気にしない家庭なのだけれども、お互いに自分自身の性生活について語ったことは一度もない。特に父は私をいまだにヴァージンだと思っていて、数年前にたまたまお花見で仲良くなったママさんたちの前で、俺の娘はまだヴァージンだと言って笑われていた。私は両親には何でも開けっぴろげに話せるほうなんだけど、こと自分の性生活になるとそうはいかなくて、笑われている父を目の前にしてもただ口を閉ざすしかない臆病者。

私の親世代だと、結婚するまでセックスをしちゃいけないと考えてる人がまだいて、自分の未婚の娘がまさかそういう行為をしているなんて、夢にも思っていないのかもしれない。でもさ、そんなにヴァージンって大事なことなのでしょうか?

以前に本で読んだことだが、そもそも結婚するまで処女でいなければいけないという考えはキリスト教の教えであって、日本にこの考えが広まったのは明治時代になってキリスト教の文化が広まってかららしく、江戸時代までの日本人の貞操観念はゆるかったらしい。夜這いとかもあったぐらいだしね。そういえば一時期、いろいろな宗教を学んでみようと思い、聖書を改めて勉強してみようと思ったことがあったんだけど、処女じゃない女はもはや人間じゃないぐらいに扱われいるような気分になって、それ以上読み進める気持ちにはならずに途中で断念してしまった。処女だろうとそうじゃなかろうと、その前と後で変わることは一切ないし、人からどうこう言われることでもない。世の中には、自分の意に反して処女じゃなくされてしまった人もいるんだし、そんなことで人間性を判断されちゃたまったもんじゃない。

話がちょっとそれたけど、どんなに考えたところで私の今の性的欲求は解消されるわけもなく、どこかに欲求を解消するのに運動が効果的だと書いてあったけど、運動したところで全然解消することはできなかった。そっか、こんな時こそ、まさに戦車じゃなく星になれ。ひとまずは自分は今そういう欲求を抱えているんだっていうことをちゃんと自覚して、そういう自分を否定せずに受け入れて、性欲を解消しようとひっちゃきになるんじゃなくて、とにかく時の流れに身をまかせてみようと思います。

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