父と娘って

幸せな人生の方程式

昨夕、救急車で搬送していただいた父の残りの検査をしてもらうため、朝から病院に行った。諸々の検査をした結果、父の足のむくみは細菌が入って炎症を起こしためであることが分かり、白血球の数値が爆上がりしてしまっているので、本人は通院を希望しているのだけれども、入院の可能性もあるみたいで、明日また先生の話を聞きに行くことになった。

足を清潔に保たなければならないそうで、帰ったらお風呂で洗ってくださいと言われたんだけど、父一人でお風呂に入れるのには不安がある。仕方なく母が一緒に浴室に入って、父をイスに座らせて頭と体を洗うことにした。私は外で待機して体をふいたり、着替えを手伝ったり、髪の毛を乾かしたり。父の裸体をまざまざと見る日がまた来るなんて、長く生きているといろんなことがあるものですね。

そういえば、私は生まれてから小学3、4年生ぐらいまではほとんど父と兄としかお風呂に入ったことがない。その理由は、兄が赤ちゃんの時のこと。父の帰りが遅くなったので、母が兄をお風呂に入れることにしたんだけど、母のシャンプー中に兄が浴槽に沈んでしまうという悲劇が起こり、それから兄は母とお風呂に入ることを拒否するようになったそうで。それからは、子供たちをお風呂に入れるのは父の役目となり、その父の役目は私が一人でお風呂に入れるようになるまで続いたのだった。

40才を過ぎて逆転の現象?まあ、私が父をお風呂に入れたわけじゃないからちょっと違うかもしれないけど、だいぶ薄くなった父の髪の毛を乾かしながら何とも感慨深い気持ちになってしまったのだ。

お父さんの体はあたたかい。だからお父さんが大好きだ。

小学生の頃、学校で書いた父の日の作文。父の似顔絵入りのその作文を、私が大人になっても父は通勤用のカバンに入れてずっと持ち歩いていた。小さくなった父の体をふきながら、ふとそんな思い出が頭をよぎった。父娘の絆って不思議なもので、一時期は父親が嫌でひどい言葉を投げかけたこともあったけど、ある程度の年齢を過ぎてそういう気持ちも薄らいでいって、うっとうしいなと思うこともケンカすることもあるけど、やっぱりこの人の娘として生まれてきてよかったと実感した42の夜。

そういえば、何年も前に大ゲンカして、仲直りの印として買ってもらったジミーチュウのパンプス、今でも大切に靴箱にしまってあるよ、お父さん。初めての入院は緊張するだろうけど、元気になって帰ってきてね。

お父さんは全力で私たちを愛してくれる。だからお父さんが大好きだ。

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