私が大金を手に入れられないのは、私がネガティブな思考をしてしまって、きちんと引き寄せられてないからだ。そんなふうに考え、書籍の作者の方のインスタをフォローしたりしてみたんですけど、最終的にあるのはセミナーへの勧誘。セミナーに参加すればお金持ちになれるの?なんて甘い考えを一度はしてしまいましたが、同時にどうもきな臭いなとも感じたんですよね。それで、セミナーの費用に何十万も払う前に、自分でもいろいろと調べてみたのね。
そこで私が知ったのは「情報商材」という言葉。
情報商材(じょうほうしょうざい)とは、「情報」の内容自体が商品となるものである。インターネットの通信販売などを通して、投資やギャンブルなどで高額収入を得るためのノウハウと称して販売される事が多い。情報商材を販売することを情報販売と呼び、情報商材の販売を職業として始めることを情報起業と呼ぶ。
引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%83%85%E5%A0%B1%E5%95%86%E6%9D%90
まさにこれだったんですよ。私が引き寄せの法則を初めて知った頃は、引き寄せの法則というのはもう少し宗教っぽいというか、哲学っぽいというか、どちらかというと幸せな人生を生きるために考え方をポジティブにしましょうという、人生哲学的な要素が多分に含まれていたように思うんですね。でも、最近よく見る引き寄せの法則は、いかに大金を引き寄せるかについて書かれている書籍が多くて、しかも書籍を買うだけじゃなくて最終的にはその著者のセミナーへと誘導しているのです。
著者の方たちは、あたかも会社員を辞めて自由に暮らしながら大金を稼いでいるようにお話しされていますが、それはなぜか。セミナーの受講料で稼いでるわけですよね。そして、引き寄せの法則がやっかいだなと思ってしまうことの一つに、もし私が高い受講料を払ってセミナーを受けたのにもかかわらず、全く大金を手にできなかった場合にね、「引き寄せ方が間違っているから」という、いわば逃げ口上のようなものが往々にしてあって。
私もかつては引き寄せの法則の負のスパイラルに陥って、こんなに頑張ってるのに嫌なことが起きるのは、自分が頭のどこかでネガティブなことを考えてしまったからだなんて、自分のせいにして悩んだりしたこともありました。でもね、今は胸を張ってこう言えます。たとえポジティブなことばかり考えて、ネガティブなことは頭や心から追放しようと努力してもね、人生生きてれば嫌なことも苦しいことも起こるということ。それを避けて生きることはできないんですよね。
じゃあ、そんな悲しい現実をどう受け止めればいいのか。私が見つけた答えはこう。嫌なことも苦しいことも、自分の人生を豊かにするためのステップだっていうこと。そして、嫌なことも苦しいことも延々とは続かないっていうこと。だから、あえてそのことに翻弄される必要もなくて、ただ受け流しておけばいいときもあるんです。今でも、不意に起こるわずらわしい出来事にイラっとさせられることはあります。そんなの人間だから当たり前なんですよ。でもね、その気持ちを自分の成長のためのかてととらえて、もしできることがあるならばするし、どうしようもなければそのまま放っておく。起こったことにクヨクヨ悩んだりせずに、今の苦しい状況も起こるべくして起こっていて、どうにか乗り越えられるでしょって。
そういう気持ちでいられるようになった私は、今の金銭的な悩みもあんまり深く重い悩むことなく、何とかなるでしょと気長に構え、ひたすらにテープ起こしの仕事に朝から晩まで精を出しております。
コメント