こんにちは、Masakoです。今日もご訪問ありがとうございます。
会社員をやめて気ままに暮らしていたある日、兄の離婚によって2人の甥っ子に会えなくなるという、人生最大の悲劇に見舞われました。さらに、プレ更年期と産婦人科でお医者さまに言われ、私のホルモンバランスは乱れまくり。家族のささいな言動に対してヒステリーを起こし、しょっちゅう泣きわめいていました。
自分で自分に嫌気がさして。どうにかして、この状態を変えたいって思ってたんですよ。家族に優しくして、心穏やかな毎日を送りたいって心から願いました。
関連する記事
ボイジャータロット
ある日のこと。近所にあるマーケットに買い物に行ったんですけど、イベントが開催されていて。色々なワークショップが出店していました。その中の一つに、ボイジャータロットという占いのブースがあったんです。
ボイジャータロットっていうのは、タロットカードのような絵の描かれたカードを使った占い。裏面に返された７８枚のカードの中から、占ってもらう人がカードを引きます。そして、引いたカードに書かれている絵から、占い師さんが結果を読み取ってくれるというもの。ただ、一般的なタロットカードと違って、ボイジャータロットはその人の潜在意識にアプローチします。
潜在意識と顕在意識
潜在意識というのは、顕在意識と対になるもの。顕在意識は自ら認知できる意識、つまり今アナタが感じたり、考えたりしていることをいいます。たとえば、テレビをつけてニュースを観ると、とある知事のパワハラに関するニュースをやっている。そのニュースを見て、「悪いことしたくせに、よくも堂々と人前に出てこられるな」と怒るアナタ。ニュースを認知し、それについてアナタの意見が頭に浮かんでいる。これが顕在意識です。
一方、潜在意識っていうのは、自ら認知していない領域のこと。たとえば、記憶や無意識の習慣、考え方のクセとかね。また、呼吸や心臓の動きもそう。意識しなくても、自然に呼吸をしてるし、心臓は動いていますよね。脳が勝手に指示を出しているので、潜在意識の領域と考えられています。
潜在意識と顕在意識はよく氷山で表されます。見えている部分つまり顕在意識が５～１０パーセントなのに対し、見えていない部分つまり潜在意識は９０～９５％。つまり、人間の意識はほとんどが、見えない潜在意識で占められているのです。
ちょっと先ほどのパワハラ知事のニュースの例を思い出してください。AさんとBさんとCさんの3人が、同じニュースを見たとします。
Aさん⇒「悪いことしたくせに、よくも堂々と人前に出てこられるな」
Bさん⇒「誰だって悪いことの１つや２つぐらいは経験がある。そんな騒ぐことか」
Cさん⇒「別に興味ない」
同じニュースを見聞きしているのに、3人とも考えが違いますね。どうしてそうなるのかというと、それぞれの潜在意識が関係しているわけです。
Aさん、Ｂさん、Ｃさんはそれぞれ異なる経験や知識を積み、それらを潜在意識の中に蓄積してきています。この蓄積された経験や知識というのは、常に意識しているわけじゃないですよね。むしろ、ほとんどのことを忘れてしまいます。でも、潜在意識の中にちゃんと蓄積されているんです。
何かを見聞きした時、蓄積された知識や経験＝潜在意識に基づいて、無意識に目の前の事象に対してどう反応するかを決めています。それぞれの潜在意識が異なるから、Aさんは怒り、Bさんは同情、Cさんは無関心という異なる反応を示したわけですね。
潜在意識からのメッセージ
ボイジャータロットに話を戻しましょう。ボイジャータロットでは、占ってもらう人が引いたカードに描かれている絵は、その人の潜在意識からの訴えであると考えます。私が受けたボイジャータロット占いは、カードを2枚引くのですが、1枚は今の潜在意識の状態、もう1枚は潜在意識がこれからどうしたいと望んでいるのか。引いたそれぞれのカードに描かれている絵から、占い師の方が潜在意識の訴えを読み取ってくれるというものでした。
この時までボイジャータロットの存在は知らなかったんだけど、面白そうだったのでやってもらうことに。ドキドキしながらカードを引くと、その時の私の潜在意識はこうでした。
今 → 戦車
まさに、その時の私の頭の中はいろんな物と戦っていました。
未来→ 星
「戦車から星になりなさい」
占い師の方が導き出した結果はこうでした。星になる。何となくうっすらとは意味は分かるんですけど、具体的にどういうことなのか。その時の私には、潜在意識からのメッセージの真意が理解できなかったんです。それで、事あるごとにこの言葉の意味を考えてみました。
幸せ探しの旅
今振り返ってみるとね、私の幸せ探しの旅って「戦車から星になる」という言葉の、本当の意味を探す旅でもありました。そんなに難しくない言葉なのに、そう簡単に答えが見つからなくて。なぜって。あの時の私は、行動こそが未来を変えることができる、って思い込んでいたんです。
襲い来るヒステリーの嵐を何度も乗り越えながら、言葉の意味を探し続けました。せっかく３歩進んだのに２歩下がるなんてこともあったしね。でもね、これだけは当時の私をほめてあげたいの。
上手くいかない時があっても、自分を信じてあきらめなかった。えらかったね。
時々休むことがあっても、険しい道のりをあきらめずに進み続けました。そしてようやく、２年の月日をかけて「戦車から星になる」の本当の意味を見つけることができたのです。
おすすめの記事
コメント