40を過ぎると女は

Masako
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今回は私が担当します。

私がやっているテープお越しの仕事は公的機関に関係するものでして、なので公的機関の年度末である3月の末は仕事の依頼がぴたりと来ず。しばしの休息を味わっていたのですが、4月を過ぎてどっと依頼が入って来まして。休み明けということもあり、やらなきゃいけないという気持ちはあるのだけれど、まだエンジンがかかってないというか。昨日も朝早く起きてやろうと思っていたのに結局寝過ごして、朝の掃除をひとしきり終えてから、仕事のパソコンを開いた時にはもうお昼の12時を過ぎていました。

仕事の開始が遅くなったのにはもう一つ理由があるんです。朝起きてテレビをつけたら、草笛光子さんが主演を務められた『九十歳。何がめでたい』という映画をWOWOWでやっていたんです。作家の佐藤愛子さんのエッセイを映画化したものですが、何気なくつけてみたらとても楽しくて、改めて人生っていいものだなと思わせていただけるような素晴らしい作品でした。

実は、私には佐藤愛子さんと同姓同名の方で、私の人生を変えてくださったと言っても過言ではない方がいます。その佐藤愛子さんとの出会いは私がまだ20代中盤ぐらいの頃。デパートの中のシャネルの化粧品売場を訪れたところ、接客を担当してくださったのが佐藤愛子さんでした。その頃の私は全く化粧っ気がなくて。メイクのやり方もよく分からないし、スキンケアにもあんまり興味がありませんでした。そんな私に佐藤さんはスキンケアの大切さと、メイクのいろはを教えてくださって。おかげさまで、2、30代の頃はどこに行っても肌がきれいだとほめていただいていました。

新発売のコスメを買って、ばっちりメイクして会社に行っていたあの時代。自分で言うのもあれなんですけど、あの頃の私は今よりも輝いていたなって思います。その分、バカだなと思うこともたくさんしたけどね。そんな私も甥っ子1号の誕生とともに、自分にかけていたお金を甥っ子たちに貢ぐようになって。シャネルの化粧品売場からも足が遠のいていたところ、久しぶりに必要なものがあったのでシャネルを訪れた時に、佐藤さんにお願いしようと思ったら、なんと退職されてしまったとのこと。本当にびっくりしました。もうお会いできないのがさみしいですが、私の人生を変えてくださったことに心から感謝しています。

その後、コロナの蔓延があってリモートワークばかりしていた私は、化粧をする機会がめっきり減ってしまって。コストコやオンラインで手ごろに買える化粧品ばかり使うようになっていました。「もう年だから仕方ないんだよ。」って、鏡を見るたびに自分にそう言い聞かせていた時もありました。そう、年齢にはあらがえないのは事実です。でもね、丁寧に手をかけてスキンケアをすれば、肌は絶対に私の努力を裏切らないんです。

朝晩必ず顔を洗って、化粧水をして美容液、クリームを塗る。しまいっぱなしにしていたフェイススチーマーですが、2日に1回、フェイスマスクの上から美顔器を使用する。面倒くさがりの自分にルールを決めて、毎日頑張ってやっています。それでも、ここのところ花粉のせいかかゆみがひどくて、ちょっと気分が乗らない日が続いていました。顔の調子もあんまりよくなくて、皮膚科で処方された薬をつけたら少しよくなりました。肌の状態がひどい時には、病院を受診することも大切ですね。

とはいえ、若い頃は肌に自信があって、メイクを落とさずに寝てもビクともしなかったのに。女は40歳を超えると、全身にいろいろと変化が生じるものなんですね。

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