自動車免許の高齢者講習を受講しました

ばあば

残りの1時間は実車教習でした。こんなにドキドキしたのは初めてと言っていいくらいに緊張しました。走るコースにそれぞれ番号が振られていて、先生の説明に従って順番通りに走らなくてはならないと言われ、「そんなの覚えられません。」と口に出してしまいました。ですが、車の助手席に乗っている先生がちゃんと誘導してくださいますので、心配はいりませんでした。

ちなみに私はワンボックスワゴンに乗っていますが、教習所の車は全然違っていてかなりの年代物。エンジンをかける時もキーを回す車で、もう何年もこのタイプの車には乗っておりませんので、昔に帰ったような気持になりました。サイドブレーキも、何十年も前に乗っていた車のように、左手で引くタイプの車。融通の利かない性質の私としては一瞬うろたえてしまいました。

先生の言われたようにコースを走りましたが、縁石に車を乗り上げてすぐにブレーキを踏むという試験がありました。わざわざ乗り上げるなんて普段は考えられません。でも、毎日のように高齢者の事故のニュースを目にしますから、事故の予防のためにも納得のいくコースだと思います。2時間の講習の間、しつこいぐらいに先生から安全運転を言われて、それも当然ことだと思います。

今回の講習を受けて、こういった注意は高齢者だけでなく、運転手全員が守っていくべきだと実感しました。運転していると、反対車線を走る車がセンターラインを越えてきてヒヤッとされることがたくさんあるし、ウインカーをあげずに車線変更をしてきたり、右左折をする車両もたくさん見かけます。直進、左折、右折の順番を守らない車も多いです。私の住んでいる地域はせまい道が多いので、そこで待てばスムーズにすれ違いができるという場所があるのに、関係なく走ってきてしまう車もたくさん。特にコロナ禍以降、待つということができないドライバーが増えたような気がしてなりません。

車は便利なものですが、人の命を奪ってしまう危険が常にあります。安全に運転しないといけないという緊張感を持ち、おだやかな気持ちでゆとりを持って運転しないと、事故はなくなりませんよね。今回の講習で、このことについて深く考えさせられました。ゴールド免許でも、免許の更新は72歳以上の場合はこれからは3年ごとになるそうです。安全運転のためには、とても大切なことだと思います。

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